手足が冷えて眠れないあなたに捧ぐ!熟睡するための秘策5選
「手足が冷えて眠れない」「人一倍手が冷たい」…
こんな症状で悩んでいる人はたくさんいるのでは?
「冷え性」とも「冷え症」とも書きますが、末端が氷のように冷えてしまうと、寒くて寝付けないし、指がうまく動かず仕事にも家事にも差し障りが出て来てしまいますよね。
今回は、指先やつま先の冷えを改善する方法をまとめました。
手足が冷えて夜眠れない原因

西洋医学では、体が冷えるのは病気ではなく、自律神経失調症という症状が末端に発現したものと考えています。
そのため、日本でも病院では「冷え性」という表現をします。
①自律神経失調(ストレス)
西洋医学では、冷え性は自律神経失調症の一症状で、交感神経と副交感神経のバランスが崩れたことから起きると考えられています。ストレスにさらされると体は交感神経を機能させます。
すると血管が収縮し、血流が悪くなってしまうのです。
血液を送る機能が心臓にあるため、指先や足先などの末端にまで血液が運ばれなくなってしまいます。
②ダイエット
食事制限でダイエットをおこなっている人の多くが、偏った食事のために栄養不足になっています。例えば、炭水化物は体内でブドウ糖となり、エネルギー源になります。
そのため、炭水化物を極端に減らしてしまうとエネルギー不足で体が体温を保つことができなくなります。
また、ミネラルやビタミン不足も冷え性の原因となります。
ブドウ糖がエネルギー源に変化するためには、ミネラルとビタミンが必要なためです。
そのため、炭水化物やたんぱく質、脂肪、糖分などは充分摂っていてもそれがエネルギー源にならず、太っているのに冷え性という現象が起こります。

③喫煙
タバコを吸うと、血管が急激に収縮されることが分かっています。血管が収縮されると自律神経失調症と同様の症状が起きてしまいます。
④季節はずれの野菜・果物や冷たい食品の摂取
旬の野菜や果物というのは、その季節に合ったものですから、体にも良いのです。ところが本来夏の食物を冬に摂ると、体を冷やしてしまいます。
また、胃は冷たい食物が苦手です。
胃のあたりを触ってひんやりしている人は、胃がうまく機能していない可能性があります。
胃が働かなければ消化吸収がうまく行かなくなりますから、エネルギーになれず、体が冷えてしまうのです。
⑤運動不足
血液は筋肉の助けを借りて毛細血管の隅々にまで行き渡ります。運動不足になれば筋肉をあまり動かさなくなりますし、筋肉自体が弱くなってしまいます。
すると血行不良となり、末端まで血液が届かなくなってしまいます。
冷え性が特に女性に多いのは、男性に比べて筋肉が少なく、運動してもつきにくいからだと言われています。
熟睡するための秘策
①手首足首の簡単な運動
手首足首を中心に、簡単な運動をおこないましょう。手足首を前後左右にぶらぶらさせたり、指を握ったり開いたりするだけでも違います。
足の指と手の指を噛ませ、足首を回すことも良いですよ。
回しにくいと思いますが、ゆっくり丁寧に行なって下さい。
②ツボを押す

合谷(ごうこく)
手の甲側にある「合谷(ごうこく)」は、即効性があります。
親指と人差し指の延長線上にある骨の手前にあるくぼみの部分です。
合谷は万能のツボとも呼ばれ、冷えだけでなく頭痛、めまい、肩こりなどにも有効です。

太谿(たいけい)
足には太谿(たいけい)というツボが効果があります。
アキレス腱と内くるぶしの間にあるツボで、血流を促進させます。
冷えによるむくみにも効果があります。
どちらのツボも、痛みが感じる程度の強さでゆっくり押し、5秒ほどキープしたら、ゆっくり力を抜きます。
これを両手両足各10回ほどおこないます。
ほかにも、こういったエクササイズも効果的です。
冷え症を改善するためのエクササイズ 元タカラジェンヌに学ぶ!足編1
③ビタミンやたんぱく質を摂る
体を温め、血行を良くする効果のあるビタミンや良質のたんぱく質を積極的に摂りましょう。ビタミンB1・C・E、パントテン酸などが良く、ビタミンB1は未精製の穀類、豚肉、レバー、かつお、卵、大豆などに多く含まれています。
ビタミンEはかぼちゃ、ナッツ、うなぎ、あゆ、はまちなどに、パントテン酸はうなぎ、鶏肉、レバー、きのこ、卵、納豆などに含まれています。
④ゆっくり入浴する
38~40度程度のぬるめのお湯にゆっくりつかり、芯から温めましょう。熱いお湯は交感神経を刺激してしまうので、血流が悪くなりますし、寝つきも悪くなってしまいます。
⑤ビタミンE配合のビタミン剤を摂る
体の冷えにすぐ効果が出やすいのはビタミンE製剤でしょう。若返りのビタミンと呼ばれるビタミンEには、強い血行促進作用があります。
まとめ
特に女性は冷え性になりやすいもの。普段から冷たい物を食べない、体を冷やさないなどのケアをおこないながら、こまめに運動する習慣をつけましょう。
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