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「手元供養」の実際! 故人を身近に感じられる遺骨ペンダントとは?


ここ10年くらいの間に、日本人のお墓に対する意識は、ものすごい勢いで変化していると言います。
 
墓じまいなども行われて、先祖の遺骨の行き場についても、皆が関心を寄せる話題となってきています。
 
そこで今回は、「手元供養」という考え方のもと、最近話題となっている「遺骨ペンダント」について、ご紹介したいと思います。
 

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手元供養とは?


手元供養とは、読んで字のごとく、遺骨をお墓に納骨するのではなく、手元に置いて、供養する考え方のことです。
 
お墓に納骨する時に分骨して、大半をお墓に、一部を手元に、という場合もあります。
 
とにかく、故人を偲んで、遺骨の一部を自宅のいつも手を合わせられるところに置いたり、ペンダント等、いつも身につけられるものにして大切にするという方法で、遺族が故人の亡き後の生きていくための、心の拠り所としていく考え方を言います。
 
この手元供養の考え方も、ここ10年くらいの間に行う方が増えてきた、新しい考え方ですので、正直な所、実際に行うにあたっては、家族・親族構成や菩提寺との関係などが大きく関わってきます。
 
菩提寺に先祖代々のお墓があるような場合だと、菩提寺との関係悪化は、今後の先祖供養にあたっても、都合が悪くなります。
 
また親族が多かったりすると、どの家に遺骨を置くのかという問題が生じます。
いつでもお墓に行けば、手を合わせられるわけではなくなりますので。
 
そんな中、注目されてきているのが、分骨するという考え方。
分骨するなら、菩提寺にはきちんと納骨した上で、自宅にも、また希望した親族宅にも分けられます。
 
分骨は、仏教上なんら問題ありませんし、法律的にも問題ありません。
(※別の墓に納骨ということであれば、分骨証明書が必要。)
 
そして、分骨した遺骨をペンダント等に収め、身につけるという方法も、この流れに沿って主流になってきました。
 
最愛の人を亡くした方が、深い悲しみから、遺骨に故人を感じ、いつまでも離せないでいるような場合にも、ペンダント等に遺骨を詰めて身につける手元供養の方法は、遺族の生きる支えとなり、大変喜ばれます。
 
 

遺骨ペンダントの種類


遺骨ペンダントには、大きく分けて、以下2種類があります。
 
①遺骨そのものを加工して作るタイプのもの
②ペンダントトップに遺骨を入れられるように作られているもの

 
①の場合には、遺骨の中に含まれる炭素の成分で合成ダイアモンドを製作するもので、合成といえども、硬度や輝きは天然ダイヤモンドと同じです。
 
したがって、加工のお値段については、38万円から高価な物なら250万円くらいまで、お墓を作るより高い場合もあります。
 
②の場合は、素材によって若干差がありますが、だいたい2〜3万円前後で作ることが出来、もっと安価なものもあります。
 
素材は、
 
・真竹の地下茎である根竹
・天然木(黒檀・楓・桜・漆・パープルノート・イチイ・癒創木など)
・パール
・ステンレス
・チタン
・プラチナ
・ゴールド&ホワイトゴールド
・シルバー
・樹脂コーティング
 
など、バラエティ豊富な中から選択可能です。
 
遺骨は専用の漏斗やピンセットなどもついていることが多いので、それらを使い、自分で詰めます。
 
ステンレスやチタン製のものは、金属アレルギーを起こしにくいですし、ゴールドやシルバー製のものは、繊細な模様などデザインを楽しめます。
 
防水仕様のものや、自身の亡き後、棺に一緒に入れてもらえるものと、持つ方の考えに沿って選ぶのが良いでしょう。
 

遺骨ダイアモンド

【アルゴダンザ】
 
【ライフジェム】
 

ロケットタイプ

【手元供養本舗】
 
【(有)エー・アイ】
 

根竹製

【博國屋】
 

木製

【博國屋】
 

金属製・その他

【Soul Jewelry】
 
遺骨が納められているとは、思えないデザインです。

 
【㈱未来創想】
 
 

まとめ


遺骨ペンダントについては、同じ手元供養においても、想いの深さが違うように思います。
 
いつも、故人がそばにいてくれる安心感を感じ、お守りのように持たれる方が多いようです。
 
パートナー、親、子ども、時にはペット…、いづれも遺族にとって最愛の方を、いつも身近に感じていたい。
 
そうすることで、深い悲しみや喪失感から再び立ち上がり、生きていける。
 
遺骨ペンダントは、遺族にとって特別なものであることは間違いありません。
 
遺骨ペンダントを準備される方が増えている理由は、宗教離れが始まっている、現代の日本における、遺族ごとの新たな信仰のひとつと言えるからかもしれませんね。
 
 

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