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小型仏壇に設置する位牌の実際! サイズとデザインの決め方は?


最近では、核家族化が進み、住環境も昔とは随分変化しました。
 
その変化に伴い、昔ながらの大きな仏壇から、よりコンパクトでお部屋の雰囲気にマッチした小型仏壇に買い替えをされる方も増えてきているそうです。
 
小型の仏壇を購入される場合、当然、中に設置するご本尊・位牌・その他仏具のサイズも小さくなければ、うまく収まりませんね。
 
また、デザインについても、小型仏壇やお部屋の雰囲気に合った物を選びたいものです。
 
そこで今回は、小型仏壇に設置する位牌のサイズやデザインなどについて、ご紹介していきたいと思います!
 

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そもそも位牌とは何か?


位牌とは、亡くなられた方の戒名(宗派によって「法名」「法号」)や、没年月日、享年が書かれた木の札のことを言います。
 
(※浄土真宗では、位牌を置かない場合も多くあります。)
 
戒名とは、仏の弟子になったことを表す名前で、二文字で表されます。
 
これは、仏の世界においては、どんな身分の人でも平等であるということを表現したものですが、実際には、「院号」「道号」「戒名」「位号」の順に位牌に書かれる文字全体を戒名と呼び、性別や年齢、地位によって、戒名にもクラスが存在しています。
 
また、真言宗や天台宗では、寺院の指示によっては、戒名の一番上に大日如来を表す、ア字の「梵字」と言われる(※子どもの場合は、地蔵菩薩を表すカ字の「梵字」)文字をつけることもあります。
 
位牌の種類は、大まかには漆や黒塗りの「塗り位牌」と、硬度の高い唐木の木目を利用した「唐木位牌」、先祖代々の位牌をまとめられる、中に8〜10枚の板が納められている繰り出し(回出)位牌があります。
 
通常、葬儀の時には、白木の仮位牌を使用しますが、四十九日までにこれらの本位牌を準備するのが一般的とされています。
 
これは、四十九日を過ぎると、故人の霊が仏のもとに向かうとされているので、そのタイミングで、故人の魂を仮位牌から本位牌に移すためと言われています。
 
魂を移すには、お坊さんに開眼供養してもらいます。
 
最近は、無宗教葬を希望される方もあり、戒名の無い方もおられますが、その場合は、本名の後に「霊位」や「位」などとつけるようです。
 
位牌に刻まれる文字ですが、整った字体の機械彫りと、味わいのある手書き文字があります。
 
ちなみに、位牌は必ず作らなければいけないというものでもなく、故人本人がいらないと言えば、作らないという選択もあります。
 
ですが、残された遺族が手を合わせる対象として必要と考えるなら、準備されるのが良いでしょう。
 
また、位牌の形については、ご先祖様の位牌に合わすほうが良いという考えもありますので、要確認です。
 
 

小型仏壇に設置する場合のサイズとデザインの決め方


位牌のサイズとしては、2.5寸〜5寸くらいまであります。
 
また、一般的にはご先祖様の代から順に小さいものを選ぶものといいますので、ご先祖様の位牌より大きくなってしまう事のないように気をつけたいものです。
 
「寸」とは、1寸が3.03cmで、位牌の台座をのけた札の部分の高さ(札丈)を指します。
 
上から下までの総丈ではないので、小型仏壇の場合は、注意が必要です。
 
小型仏壇の高さのサイズが、およそ40〜48cmくらいとすると、位牌のサイズは3寸〜3.5寸くらいといったところが平均的ですが、必ずお仏壇のサイズや形を見て測って購入するようにしましょう。
 
また、小型仏壇の1番上の段には、ご本尊を祀るのですが、その次の段に位牌を設置して、ご本尊の目線よりも位牌の高さが低いほうが望ましいと言われていますので、その点にも気をつけましょう。
 
デザインは大きく分けると、四種類に分類出来そうです。
 
・塗り位牌…漆や黒塗りになっていて、金箔などをあしらったりした物は、非常に見栄えがします。
 ただし最近では、漆などではなく、現代塗料で塗っているものもありますので、きちんと確かめて選びましょう。
 
・唐木位牌…黒檀や紫檀といった硬度が高く、貴重な木材の木目を生かした物で、お値段も他よりやや高めになります。
 
・天然木位牌…家具調とも言われ、やわらかな色合いが、現代の住環境と非常にマッチしています。
 デザイン的にも、ころんとした丸みのあるものから、直線的なシャープなデザインのものまで様々です。
 
・モダン位牌…クリスタルガラスを素材として用いたものや、デザイン的にも従来には無い斬新な物などを指します。
 
コンパクトではないのですが、クリスタルの位牌の様子をご覧ください。
 

 
 

モダンでコンパクトな位牌とはどんなものか?

位牌は、複数枚作ることができるので、本当に小さな仏壇に、先祖代々ではなく、自身の親や伴侶だけの位牌を収める方もおられます。
 
そういった小型仏壇に対応できるコンパクトな位牌は、現代の部屋の造りや雰囲気にマッチし、オシャレな小型仏壇に似合う物がたくさん作られていています。
 
最近の傾向では、まるで家具のように、天然木のやさしくあたたかな風合いのものが人気です。
 
素材には、チーク、ウォールナット、楠、バーズアイメープル、桜、檜…など様々な物を使用します。
 
お値段的にも、従来のものよりリーズナブルで、負担の少ない物が増えてきているようです。
 
 
ネット上に多種多様なコンパクト位牌が展示されていますので、いくつか紹介させて頂きます。
 
INORI
やさしい位牌 天然木 ブナ単色 小さくて軽い手のひらサイズ
 
kuyoのカタチ
ウォールナット・チーク・メープルなど、近年人気の高まっている天然木を使用したシンプルモダンな位牌
 
まなか
天然石や本漆を使った、職人が手作りするモダン位牌
 
 

まとめ


仏壇の中には、ご本尊と位牌・仏具を収めますが、最近人気の小型仏壇に設置する場合は、きちんと仏壇の内部の高さを測り、位牌の総丈とご先祖様の位牌やご本尊の大きさとのバランスを考えて選びたいものです。
 
選ぶ位牌のデザインは、基本的には故人の性格などに合ったものを選ぶと良いのですが、ご先祖様の位牌の形と同じものをという考えもありますので、よく相談して決めましょう。
 
菩提寺がある場合は、その菩提寺の住職に。無い場合は、信頼できる仏壇屋さんで相談してみましょう。
 
いづれにせよ、毎日手を合わせ、語りかけていくものですので、故人を偲ぶのにふさわしい物を、よく見て選びたいですね。
 
 

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