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枕経の実際2017! 枕経の意義は? 省略してもよいか? 段取り・費用は?


ある程度の年齢になると、どうしても避けて通れないのが、家族との別れ(死別)です。
 
しかし、関係したお仕事でもない限り、葬儀関連のことについては、誰しもがわからないことだらけ。
 
いざその時が来て、初めて知ることが多いものです。
そこで今回は、仏教の儀式のひとつである枕経について、ご紹介していきます。
 

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そもそも枕経とは何か?省略可能か?


枕経とは、家族が亡くなって、一番最初に行われる仏教儀式の一つです。
 
故人が迷ったり、悪魔に取り憑かれたりしないよう、きちんとあの世へ旅立てるようにと願って僧侶に読経していただきます。
 
同時に、大切な人を亡くした遺族が、故人の死を受け止め、前向きに生きていくためにも、大切な儀式です。
 
昔は、臨終を迎える人の枕元で枕経をあげたそうですが、現在は臨終後に執り行うのが一般的になっています。
 
少し前までは、自宅で葬儀を行うことも多く、故人の遺体を自宅に安置することは、当たり前でした。
 
そして、どの家もどこかの寺の檀家でしたので、家族が亡くなると、菩提寺に連絡し、僧侶が訪ねて来てくれ、枕経をあげていただくことになりました。
 
ただし最近では、自宅に安置せず、遺体が斎場に直接送られ、火葬まで安置されたり、葬儀場の安置場所に安置されることも多くなりました。
 
そのため、通夜の時に枕経の分も読経してもらったり、枕経自体を省略されることも増えてきているのが現状です。
 
枕経は、仏教儀式ですので、キリスト教などの場合は行われません。
(※ただしキリスト教では、臨終に際して懺悔を聞いたり、祈りを捧げるということが行われます。)
 
こちらの映像では、枕経についての僧侶の想いが語られています。
 

 
 

枕経の段取り


枕経を行ってもらうために、家族が亡くなられたら、自宅搬送のため、葬儀屋さんに連絡をとりますが、その次に菩提寺にも連絡して、枕経の依頼をします。
 
もし菩提寺の僧侶が、その日枕経をあげるタイミングに来れない時は、別の僧侶を紹介していただきます。
 
葬儀屋さんが、遺体を搬送してくれ、枕飾りが準備出来れば、僧侶に来ていただいてOKです。
 
枕経の儀式では、親族らも共にいていただいて構いません。
 
服装も、派手なものでなければ、平服でOK。
アクセサリー類ははずし、数珠を持ちましょう。
約30〜40分で終了します。
 
枕経をあげに来て下さる僧侶に対して、準備するもの
僧侶に出すお茶とお菓子・座布団・お車代(5千円〜1万円)
 
 

お寺との各種調整

枕経終了後、通夜・葬儀の日程・時間の相談と場所の連絡、来ていただける僧侶の人数の確認、そして戒名についても相談します。
 
戒名は、ご先祖様に合わせ、ランクについても相談します。
 
 

費用の払い方と相場


枕経のお布施については、通夜〜葬儀・告別式・初七日の全てをまとめて包み、全てが終わってから、お支払するのが通常です。
 
ただし、お車代については、その日ごとにお渡しします。
 
相場は、菩提寺や戒名のランクによって違ってきます。
一般的には20万〜30万くらいから。
 
菩提寺の格式が高かったり、戒名のランクが高ければ、150万〜となることも。
 
わからない時は、他の檀家さんに聞いたり、不安な場合は、
「皆さんは、どのくらい包んでおられますか?」
と、直接菩提寺のご住職にお聞きしても構わないでしょう。
 
 

まとめ


枕経は、最近では省略されることも多いですが、仏教では、故人が亡くなって初めて行う行事であり、故人が迷わず往生できるよう、願いを込めて行います。
 
費用の関係やその他出来ない事情がある場合は、もちろん仕方ないですが、出来るだけのことをして送り出してあげたいと思われる方は、後悔の無いように、枕経は依頼して正解かと思います。
 
僧侶の中には、枕経が一番大切と考える方も、少なくないそうです。
 
故人を後悔無くきちんと送り出すことで、遺族の心にもけじめが生まれ、また明日からを頑張れるのかも知れませんね。
 
 

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