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実家の相続の実際2017! 空き家で放置するリスクと維持コストは?

 
両親が他界してしまい、実家を相続するということになりますと、実家で同居していた場合は、特段問題はありませんが、別居であった場合は、色々と考えることが出てきます。

そこで今回は、別居していた親の実家を相続することになった場合を想定した、コストやリスクの問題について考えたいと思います。
 

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実家の相続について

 
今まで別居していた親の実家を相続することになると、3種類の選択肢が発生します。

・実家に子供の誰かが住む。
・賃貸にして、収入を得る。
・売却する。


本来、理想的なのは以上なのですが、なかなかもめることが多いのが不動産。

子供が1人なら良いのですが、兄弟姉妹がいると、不動産は分けて分配することが出来ません。

誰か一人の名義に変更すると、住んでもない実家の固定資産税や維持費は、相続人の負担となりますし、実家を売却すれば、売却で得たお金について争いが起こるというわけです。

相続人を、共有という形にすることもありますが、それはそれで、様々な手続き毎に共有者全員の承諾が必要になりますし、名義人の誰かが突然亡くなるなんてことも、無いとは言えません。

何かともめることが多い不動産の相続は、預貯金の相続よりも、ずっと大変なんです。
 
 

実家を相続して空き家で放置する場合のリスク


実家を相続することになったとしても、自分たちの生活も有り、実家に移り住むことも叶わず、名義変更だけして、そのまま実家を放置することになってしまう人が、実は後を絶ちません。

ここ最近では、放置されている空き家の数は年々増加しているのです。

実家を空き家にして、放置した場合、いったいどんな問題があるのでしょうか。

家は放置していると、必ず住んでいる家よりも早く傷みます。

その都度修繕しなければ、老朽化し、倒壊の恐れすらあるのです。

しかし、空き家を放置することは、実家を相続した名義人だけの問題ではありません。

その空き家のご近所にも影響を与えるのです。

例えば、空き巣に入られたとなれば、犯人が捕まるまで、ご近所のお宅も不安でしょうし、浮浪者や子供達のたまり場となってしまうことも。

不審者に放火されでもすれば、近所に燃え広がる可能性もあります。

台風や自然災害で、屋根の瓦や傷んできた家の破片が飛んだりすれば、火事と並んで損害賠償が発生することも有り得ます。
 
 

実家を相続して空き家で放置する場合のコストは?

実家を相続した限りは、相続人は毎年実家の固定資産税を払わなければなりません。

空き家のまま放置するのが問題ならば、更地にしてしまえばいいのですが、固定資産税は、土地に建物が建っているほうが、安くなるのです。

なんと更地の場合より1/6も!

それで、更地にすることもなく、空き家のまま放置する人が増えてしまったんですね。

そこで国や自治体も、近年さまざまな策を講じてきています。

・空き家の譲渡については(H.28年税制改正大綱)、相続してから3年以内であれば、譲渡した際の所得の3000万円特別控除を適用する。

特定空き家※に指定されてしまうと、不利益を被る。
住民税の均等割部分についての督促が届くようになる。
固定資産税の優遇措置が受けられなくなる(更地と同じ6倍になる)。
 
※特定空き家というのは、以下のような空き家を指します。
・倒壊等著しく保安上危険となるおそれのある状態。

・著しく衛生上有害となるおそれがある状態。

・適切な管理が行われていないことにより、著しく景観を損なっている状態。

・その他周辺の生活環境の保全を図るために、放置することが不適切である状態。

①調査→②助言又は指導→③勧告を経て、特定空き家の指定を受けるに至ります。
 


空き家対策として実施される項目の説明です。

そのため、実家を相続した場合は、空き家であっても、定期的にきちんと点検や修繕を行い続けるか、早期に移り住むか、賃貸に出すか、売却するかのいづれかの選択を迫られることになるのです。

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まとめ

 
相続することになった実家は、空き家で放置することにメリットはありません。

相続人が移り住むのか、賃貸物件とするのか、売却するのかを、家の価値が下がらない早期に決断して、実行に移す必要があります。

行政機関や不動産会社も、相談にのってくれますので、一人で悩まず、早めに行動に移して、心配の種とは、早くさよならしてしまいたいですね。
 
 

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