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実家の相続の実際2017! 終身介護施設入所なら、存命中に家の処分すべき?

 
高齢化社会ではありますが、医療技術の進歩などの甲斐もあり、長生きされる方が増えました。

元気なうちは、たとえ一人であったとしても、気楽に自分のペースで暮らせる実家での一人暮らしにこだわるものですが、認知症や体のどこかに不自由なところを抱えるようになると、子供との同居や、終身介護施設への入所を余儀なくされることも多くなります。

しかし、そういった事態になると、親御さんの住んでいた実家は、長期の空き家となってしまいます。

このまま、空き家として放置していてよいのでしょうか?

そこで今回は、親の存命中に、空き家となっている実家を、どうするのが良いのかについて考えます。
 
 

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終身介護施設に入居している親の家(空き家)の処分について

まず、終身介護施設に入居するということは、特に重篤な病気にかかって長期入院することになったり、認知症の症状が、他の入所者とのトラブルになるような状態でなければ、寿命が尽きる時まで、実家に帰ることはありません。

もちろん、そのような事態になりうることも、考えておく必要はあるのですが、いづれにせよ、元気なときのように、一人暮らしができるはずはありません。

そうなると、主のいない実家は、ずっと空き家の状態となってしまいます。

親が亡くなった後、子のうちの誰も実家に住む予定がないのであれば、いずれ実家は空き家のまま、さらに時間がたち、メンテナンスをまめにしなければ、ご近所に迷惑をかけるほどの状態になってしまうかもしれません。

空き家がそのような状態になってしまい、特定空き家に指定されるような事態になれば、固定資産税は今の6倍にもなってしまいます。

そのような状態になる前に、実家の行く末を真剣に考えてみませんか?
 
 

存命中に家を処分(売却)するメリット

親御さんが存命中に、実家を売却処分するとしたら、どのようなメリットが考えられるでしょうか。

契約行為には本人の同意が必要ですが、親御さんが存命中で、たとえ終身介護施設へ入所していても、お元気であれば、委任状を作成し、親御さんの同意を得た子供が、実家の売却に必要な書類を準備したり、不動産屋との交渉にあたったり、契約書類の作成や立会いをすることが可能です。

実際に契約する際には、終身介護施設まで不動産屋に来ていただけばいいことです。

生前に財産を整理できれば、

・終身介護施設の必要費用に当てることも出来ます。
・財産を現金化しておけば、相続の際に分配がシンプルになる。
・空き家を抱えていると必要になる費用がゼロになる。
・相続時のように、さまざまなことに期限がなく、余裕を持って判断できる。


というように、親御さん自身の心配事の解決につながると考えられます。
 
 

存命中に家を処分(売却)するデメリット

 
親御さんが実家の行く末を考え、存命中に売却処分することを同意されていても、もし子供が複数人いた場合、思い出の詰まった実家がなくなるということに、反対する人が出て来る場合もあります。
 
・相続問題においても、案外兄弟姉妹はモメるのです。

・売買契約に至るまで、本人名義ではないことで、手続きの手間は余分にかかります。

・買い主側は、名義人本人が動いているのではないと、詐欺ではないか?
契約後しても本当に大丈夫だろうか?
と、慎重になりがち。
 
 

まとめ


 
空き家も含めた不動産を、今、現金化する事の必要性を説いています。

実際、空き家問題は、日本がこれから抱える大きな問題の一つです。

もし住んでいたご本人が存命中に、決断がつくのなら、その家の資産価値が下がらないうちに、売りに出せば、まだまだ中古物件でも買い手はいます。

最近では、生前整理業者といって、家の中の様々なものを家族に代わって整理してくれる専門業者もいます。

そういったサービスを利用すれば、実家の片付けもすぐに出来ますので、親御さんに本当に必要な物だけを残して、相続に関係するものなどの整理もできます。

ただし、もし実家を親御さんが存命中に売却して、子供たちに生前贈与した場合、贈与税は相続税よりも多く納めなければなりませんので、相続争いを避けるために、生前贈与する場合はよく考えて判断したいところです。

いづれにせよ、存命中に親御さんの資産を整理しておくと、実際の相続のときに、うんと楽になるのは間違いありません。

たとえ思い出の詰まった実家でも、将来的に空き家を抱えるデメリットを考えたら、安易な感情論に流されず、前向きに考えることの大切さが見えてくるのではないでしょうか。
 
 

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